特集 生ごみの有効利用とEM  
「えむえむ関東66号」より
=EMネット北関東発=

生ごみを台所から出さない方法と生ごみ再生処理方法
有限会社ドミソ環境 牧野 勝
生ごみとは・・・

 
学校、保育園、家庭からの残飯
1.生ごみという呼称
 本来、生ごみと呼ばれる「ゴミ」は、私達の生活の中に
あってはならないものだと思います。
私の子供のころ(1945年から65年)生ごみと呼ばず、
確か「残飯」と呼ばれて、畑に入れるか、ブタ屋さんが集
にきました。
注目は、その頃、その残飯は、燃やされていなかったと
いうことです。  

2.生ごみを台所から出さない方法
 家庭から排出される生ごみ量は、4人〜5人家族で1日平均600g〜1s。少ない家では、
1週間で1s。もっと少ない家では、1ヵ月で1s。更にゼロの家も。
 学校での排出量は、児童生徒1人あたり、 1日平均60g。多い学校でも100g。
少ない学校では20gです。



もったいないです、すべて食べましょう
じゃがいも   さつまいも
皮をむいてはいけません。
そこに栄養がいっぱいです。
にんじん だいこん  ごぼう
はっぱと根の継ぎ目にもっとも栄養が。
葉も皮も食べましょう。
れんこん
丸い根と根の継ぎ目に栄養が。
れんこんも皮をむかずに食べましょう。
ブロッコリー
ツブツブのある茎のつけ根。丸くて太い芯に栄養がいっぱいあるのです。

生ごみの再生処理とは・・・
1.再生処理の方法
 ・再生処理には、肥料、飼料、油脂、炭、メタン化など、様々な方法があります。
2.肥料、堆肥、酵素化の方法
 ・以前この情報誌でEMボカシを活用して肥料化した内容を紹介しましたが、今回は、モミガラ
  を水分調整資材とし、土着菌(有用微生物)酵素を活用して「堆肥酵素化」するシステムを
  紹介します。


循環型有機物再生処理機

<システムの特長>
・自然に負荷をかけない
(悪臭、騒音を出さない)
・良質な資材を再生する
(有機JAS適応)    
・完全循環の輪を構築する
(食の自然循環)
・生ごみを分解減容する
(一日で1/300に減容)   
・モミガラ分解する
(モミガラには珪酸20%
 酵素ドミソくん

      <成  分>
窒素  1.2% マンガン  0.02%
りん酸 0.4%   ほう素  0.1%
加里 0.31% モリブデン100ppm
炭素 23%  塩化物イオン 0.41%
銅 10r/s 珪酸   8.0%
亜鉛 27r/s  ナトリューム  0.11%
石灰 0.25%   ゲルマニューム 10ppm
マグネシューム 0.03%  イオウ 0.22%
鉄   1.8%   

※この堆肥は、限りなく酵素に
近づけたもので
す。



キッチン・フードリサイクル図
@ 収集・運搬             公共施設・事業所
・一般家庭の生ごみ
A減容再生処理有機物再生処理機
  土づく


 
処理機槽内
 
  〈投入資材〉 モミガラ ・有用微生物  ・酵素
              
 D食卓へ 下諏訪第6保育園
     ↑
    生ごみ投入           撹拌
          この状態を毎日繰り返す 
 Cおいしく 元気いっぱい
 B自然農法の堆肥として使用