特集 EMとボランティア
えむえむ関東89号より
=EMネット茨城発=
EMの効果と仲間つくり 家庭菜園の楽しみ
      
ヤッホーふれあいの会 木村勉


会員の皆さん
月1回の合同EMボカシづくり
 平成9年11月に私共「ヤッホーふれあいの会」が出来ました。この会は「大好きいばらき県民会議」の地域活性化活動の市町村のボランティアグループです。趣旨に賛同した21人で発足しました。
 その当時、家庭でのごみ処理のことが問題なっていました。清掃組合のごみ焼却場の見学をして家庭からのごみの搬入の現状を知ることがまず必要であろうということになり、早速、焼却場現場見学を実施しました。そこで得たものは生ごみの搬入の多いこと、ごみの分別が出来ていないことを知りました。
 焼却場からの帰路、生ごみを処理して家庭の野菜畑に有効利用している方がいるというので、そのお宅に立寄りました。まず、驚いたのは畑の土が軟らかいこと。畑にはいると靴が半分くらい隠れてしまう。
 この時初めて、「EMボカシ」を知りました。「野菜つくり」そして「EMボカシ」の作り方、その効用について説明を聞き大変感動しました。3回EMボカシ作りの指導をいただきました。関東EM普及協会にも加入しましてEMの効用について一段と知ることが出来ました。 県内の研修会、東京での事例発表会研修会にも参加しております。

EMに出会ってから10年(EMボカシ作り・活用)を越しました。家庭菜園・花壇等に活用しています。 3年目頃から効果があらわれました。ほうれん草が完全に出来るようになり殆んど買わなくてすむようになりました。さらに各種の豆も見事な稔りを見ることが出来て楽しみです。

 私たちは、1ヶ月に1回EMボカシ作り・配布(原則として1日)をしています。数年前にこのEMボカシ作り集会に出てくるのに遠くて、また車がないから大変だという方があり現在では五班に分かれてそれぞれでEMボカシ作り、時々他の班へ出向く方もいます。
 月1回の「EM集会」で完成したEMボカシを缶からシートに出しひろげる時には、出来具合が誰も気になり缶のふたを開けるのを競っているようです。「うわー、いい匂いよく出来ている」の声、「こっちもいいよ」よい出来栄えに歓喜の声、そして、袋詰め、 仲間同士の会話がひろがる。そして今月のEMボカシ作りに移る。糠を握ってみて、湿り具合がよいとか、まだ水分が足りないとか手なれたものである。水は仲間の者が毎回山水を持ってくる。「EMボカシあえ」を密閉缶に入れ所定の位置に格納し道具の片付けをして今日の作業は終了です。ここでも雑談は弾む。次が会食である。家庭菜園での収穫物が主になっての家庭料理である。すなわち「EMの産物」である。毎回ボカシの使い方になる、(毎回同じで復習みたいなようだ)その他の連絡や報告、相談などまた雑談は仲間づくりの良い機会です。料理のお持ち帰りもある。すばらしい仲間作りの時間だ。
 「EMの効果」は耕地を活性化し作物を良く育てることが第一義でしょう。ここに私は「EMボカシ作りで仲間が集まり、よりよい仲間」が育っていくという事を言いたいのです。
 
農は人間生きていく基です。そして、食について工夫をこらしていかなければならないと思います。第二義的ですが「EM」に出会ったことで良い仲間関係が出来感謝しています。
 各種の研修会に参加してみて私共の活動は、小規模であり地味な活動です。もう少し大きな規模でとも考えましたが、今の陣容では現在の形で進めていくのが無理がなくてよいという事になりました。
 年間2団体位から「EMボカシ作り」の指導交流会の声がかかります。この4月に出前指導が予定されています。県民まつりには「EMボカシ」の効用と作り方をPRを2回実施しました。経験者・未経験者の方いろいろでした。苦労話も聞けました。興味をもった方で私の家まで訪ねてきた方もあり交流が出来指導もしました。

 平成2009年年6月に常陸大宮市環境市民会議が設立されました。勿論ごみ問題・生ごみ処理問題もとりあげました。
 2010年1月23日(土)には「常陸大宮市エコライフフォーラム」を開催します。「EM関係のコーナーを設け、特に、EMボカシの利用をすすめ「EM」の効果をPRすることになりました。 幸いに、EMコアドバイザーの認定を得ることが出来ましたので、今後もおおいに活躍しなければなりません。(勉強の機会を与えて下さったものと受け止めました。)
 城里町の松本洋明様、神栖市の池田皖字様、ひたちなか市の吉澤昇様、3氏の方には特に御指導をいただき御礼を申しあげます。
 EMのすばらしをよき仲間と共に探り求め広めていきたいと思います。
 EMは地球を救うでしょう。