「社会福祉法人ブローニュの森」との出会い |
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EMボカシ「みのり」へ |
《施設の紹介》
精神障害者福祉施設「社会福祉法人ブローニュの森」(経営母体)は佐野市・足利市・栃木市で事業をしています。形態は、多機能型事業(自立訓練・自立訓練宿泊型・就労継続支援)、共同生活支援(グループホーム)、居宅介護事業、地域生活支援センターなど。メンバー約200名、スタッフ約40名です。
平成16年、知人を介して「ブローニュの森・アークスフォース」のスタッフに参加することになりました。当時、施設の作業所では、プラスティック製品のバリ取りや小さな電気部品組み立てなどの作業をしていました。作業は9時から午後3時まで椅子に座って行われますが、当時の作業に向いていない人も多く見受けられました。そういったメンバーさん(施設利用者)に違う作業を行ってもらうことは出来ないかと思っていました
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そこで、以前、足利の福祉施設のEMボカシつくりを見学したことを思い出したので、足利水土里探偵団の中庭さんに相談し、EMボカシつくりを作業として取り入れました。
平成17年には「EMボカシネットワーク関東」に加入しました。材料の籾殻と米ぬか、作り方の指導なども、ご近所の農家の支援と私の所属している「EMエコの会・佐野」の協力で取り組みました。今ではEMボカシ「みのり」と名づけ、法人内の足利の作業所を含めた合同作業になっています。 |
EM団子つくりに参加 |
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EM石けん |
平成18年、これも足利水土里探偵団の中庭さんやU-ネットの方々のご支援を元に、はじめて日本橋川に投入するEM団子を作りました。
作った団子を運搬することになり、東京見物を兼ねてバスで出かけました。日本橋川をきれいにするために日本橋の上から自分たちで作ったEM団子を投げ入れたり、船に乗せてもらって船上から投げ入れをしたのは、メンバーさんにとって毎年続くことになる楽しいイベントの一つになりました。
翌平成19年には、地元の株式会社アキレスさんから依頼を受けてEM団子を4000個も作りました。浄化槽・冷却層の投げ入れにも参加させていただきました。
EMの作業の中でも大勢で関わるEM団子作りは毎年一番人気の仕事です。真夏のビニールハウスの中での作業なのに、足利を含め4作業所のメンバーさんが参加します。今では役割分担が出来上がっています。作業場となるビニールハウスのオーナーさんには、材料の土の購入手配もお願いしたり、差し入れをいただいたり・・・。休憩時間には、EMエコの会の人も交え、木陰の楽しいお茶の時間を過ごしています。
平成20年には足利の障害者の集う「青空学級」という「助戸公民館事業」の一つとして、EM団子つくりの講習を依頼されました。ブローニュのメンバーさんと一緒にEM団子を作り、足利の用水に投入を行いました。
また、足利や大泉で開催されたEM基礎講座には「エコの会・佐野」と協同で講師をつとめたりしました。
現在は、「市内を流れる三杉川をEM団子で浄化しよう!」と、犬伏東小・イオンチアーズクラブ・EMエコの会との協働も検討しているところです。
EMの作業を進める中で、福祉施設で間に合わない材料や労働力などは全て「足利水土里探偵団」と「EMエコの会・佐野」に助けを求め、わがままを聞いて貰い、本当に助かっています。
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平成18年の10月、障害者自立支援法が施行されました。いち早くこの支援法にのった当法人は自立・就労に向けてメンバーさんの支援に取り組みました。
この年、足利水土里探偵団と一緒に足利葉鹿小学校に出向き、廃油石けんつくりを体験しました。その体験を基にEM石けんに取り組みました。なかなか品質が安定せず苦労しましたが、様々に試行錯誤を繰り返した4年が経過しました。今は「就労継続チーム」を目指し、昨年(平成21年)11月から新たに「EM石けんチーム」が誕生しました。今まで週1・2回の作業だったのが毎日取り組むようになりました。
材料となる廃油は法人内2箇所のお弁当作業部や関連の病院などから集めています。今後は、廃油の入手先も飲食店や給食センターなど協力をお願いすることが必要かと思っています。
石けんの種類としては、ボカシ入り石けんやEMセラミックス入り石けん、ミネラルパウダー入り石けんなどを手がけています。
「EM石けんチーム」は出前講習にも出かけます。群馬県榛東村商工会や足利水土里探偵団、市内の小学校にも出向きました。佐野イオンさんが企画した「みんなのエコ発表会」では、「EMエコの会・佐野」と一緒に参加して、店内でお客様に呼びかけて体験講習を行いました。
また、益子町には福祉施設との石けん交流や、昨年行われた「EM基礎講座」にも行っています。 廃油石けんは汚れる作業の上、苛性ソーダを使うので危険を伴うし火災にも注意が必要です。それでも参加してくれるメンバーさんは安定した賃金がもらえる仕事になるよう真剣に取り組んでいます。しかしながら、まだまだ課題がたくさんあります。
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EMキャンドルの灯り |
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EM培養土による花つくり |
平成21年、EM団子つくりでお借りしているビニールハウスのオーナーさんから協力依頼があり、足利市樺崎八幡宮の春期大祭のイベントに参加しました。実行委員として参加させてもらい、EMキャンドル1500個を夜間に灯して、祭り盛り上げに一役担いました。EMキャンドルの作成にあたっては、大島先生をはじめ足利葉鹿エコクラブさんにご指導を頂きました。
足利氏の氏寺である鑁阿寺の開祖・足利義兼の眠る樺崎八幡宮は、樺崎寺跡(国史跡)の広大な敷地のなかにあり、室町時代の姿に復元が予定されております。修復中の浄土庭園の周囲に「義兼」の字形にならべた、1500個のキャンドルが灯る光景には大変美しく、とても感動しました。
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心の悩みを持つメンバーさんもお花には大変癒されます。「園芸療法」の効果を期待して、さっそくEM培養土での花つくりに取り組みました。日本花の会顧問であり、U-ネットにいらっしゃる岩井節夫さんのご指導で始めました。
十分な資金も場所もない中で始めたことなので、ビールのケースを土台に、不要になったパレットを木工所からもらって作業台を作りました。平成18年は2500鉢。岩井さんにはEMの土つくりに何度も足を運んでいただき、水遣り・肥料の施し方、植栽のデザインまで事細かなご指導を頂きました。休日返上で花の管理・販売に取り組んだ3ヶ月は、成長していく花の生命力が私達に熱意をもたらせたものと思います。大変でしたが、とても良い経験が出来ました。
また、販路を持たない私達は、野菜の直売所や知人の店に置かせてもらったり、市役所、病院などから注文を取りました。しかし最後は「足利水土里探偵団」と「EMエコの会・佐野」に頼ることになりました。これもまたボランティアの力を借りずには成し得ないことでした。
平成19年には、「食と農」に関心を抱く地元の人々が集まり、知足(=足るを知ること)にまつわる多様な活動を繰り広げている、「足利知足塾」の3200鉢に協力、平成20年秋には2000鉢を育て、各地の公共施設や知人の会社や公園などを彩りました。
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イオンチアーズクラブとの出会い |
イオンチアーズクラブは小学生の環境活動を支援するイオンさんのグループです。イオンさんから依頼を受けて、佐野市の石けん工房で親子参加の石けんつくりをしました。その後のイオン店内での石けんつくり体験と「みんなのエコ発表会」につながります。
EM石けんや米のとぎ汁発酵液つくりもお手伝いしています。 |