「えむえむ関東113号」より
＝ＥＭネッ茨城＝
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| 地域はわたしたちのステージ |
北茨城市地域女性団体連絡会 江尻久子
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北茨城市地域女性団体連絡会は、地域を基盤として結成された女性の社会教育団体です。女性の自立と社会参加を図り、明るい家庭、住みよい地域社会づくりを目指して、社会のニーズのあわせた活動をしています。
廃油利用の石鹸づくり（キッチンエコライフ）
昭和62年使用済みの食用油をどうしたらよいかという問題が定例会に出て、早速石鹸づくりを始めました。
各単位ごとに廃油利用の石鹸を7、8月に共同で作り、毎年秋の「雨情の里港祭り」で無料配布しております。現在はＥＭを使った手作り石鹸で、川の浄化を進めています。
各会員にパンフレットを配布し、各家庭の台所から環境を守りましょうと呼びかけています。
ゴミの減量 生ごみの堆肥化
かつて私たちは、生ごみは土に返して自然の恵みを受けてきました。生ごみは、ゴミ全体の半分以上の割合とのことでした。
平成4年、市に焼却炉から発生するダイオキシンの調査を依頼し、炉の温度が下がるとダイオキシンが発生するとの、調査資料をいただきました。平成６年に有用微生物群（ＥＭ）によって生ごみが、有機堆肥に変身するとの情報を得て、早速額賀義三先生を講師にお迎えして、ＥＭボカシづくりを教えていただきました。
生ごみの堆肥化により花づくり、野菜づくり、稲作に取り組んで来た方もいます。
水質浄化活動
わたしたちの台所からできること
毎日、台所から流される米のとぎ汁も河川を汚染することを知りました。ＥＭと糖蜜で米のとぎ汁が発酵液に代わり下水、河川を浄化するとのことで早速定例会で講習会を開きました。
市内を流れる関山川・里根川の汚染が全国でワーストワンになった時も、近くの住民に「米のとぎ汁ＥＭ発酵液を流して」とお願いしました。
当時市議会議員の故新保栄様が、ＥＭ活性液やＥＭ団子を作って平成13年～19年まで
関山川はじめ沼やプールなどの浄化をしていただきました。
2011年3月11日の地震の際も漁業の町大津地区でＥＭ活性液が使われ、浄化に役立ちました。
高齢者の集いに
月一回の高齢者が集う会に、ＥＭボカシ、米のとぎ汁ＥＭ発酵液のつくり方・つかい方を紹介したところ、ほとんどの人が農業従事者ですので、予想外に関心が高く、今若い人も交えて活動を続けています。
子育て支援に
子育て中のお母さん方にホッとしていただく様にと子育て支援をしていますが、こんな機会もとらえて、ＥＭによる石鹸づくりを教えました。
環境浄化活動 菜の花プロジェクト
休耕田を有効利用してナタネを栽培して食用や燃料にする活動をしています。ＥＭボカシを肥料にしてたくさんの収穫がありました。
以上わたしたちの活動の一部を紹介いたします。
北茨城市地域女性団体連絡会
-----------50周年記念誌あいさつより（Ｈ18.11.17）-----------------------------------
昭和31年北茨城市の誕生に伴い、市内各地区の婦人会が合併し、31年6月3日「北茨城市地域女性団体連絡会」が発足しました。
50年たゆまず活動を続けられましたのは、行政のご指導、そして先輩の皆様が私達に伝えてくださった熱意、会員のご協力がなければ出来なかった事と心から感謝申し上げます。
現在私達をとりまく環境は急激な変化の中にあります。世界に例のない人口の減少、高齢化社会、そして国際化・情報化が急激に進み、青少年育成、社会福祉、生涯学習、環境問題等々山積しております。社会教育団体として私達は、社会のニーズに合わせて問題を取り上げ取り組んでまいりました。
昭和62年から循環型社会の構築をめざして生ごみの堆肥化、河川の水質浄化のため油を棄てず廃油を使っての石鹸等、市民まつりでの石鹸の無料配布も10年以上続けております。
少子化問題を視野に入れての男女の出会いの場をつくること、又「次世代につなぐ」の県のテーマに添って「家庭教育の基本と子育て支援事業」を実行してまいりました。
私たちの言葉・料理・生活習慣・社会ルール・価値観等文化として大切にしてきたものを、子育て支援事業に参加して下さるお母さん達に伝えていきたいと思います。
そして、あふれる物や情報にながされず、もう一つの豊かさについて考えることが出来たら素晴らしいコミュニケーションが生まれると期待しております。
このような時最も求められることは誰でもが安全で安心して暮らせる地域社会です。子供達がのんびり道草出来るような安全な地域社会をめざしたいものです。
平和な社会をきずくため、男女が支え合う男女共同参画社会をめざし地女連の連帯と行動で明るい家庭、住みよい地域づくりに励んで行きたいと思います。（略）
北茨城市地域女性団体連絡会会長 江尻久子
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