地域環境浄化プロジェクト
廃棄物資源化事業支援事業の研修のため当協会役員が加賀市の資源エコロジーリサイクル事業協同組合と小松加賀環境衛生事務組合を視察しました

北陸EM普及協会の皆さんにお世話なり、当協会役員の視察研修会を8月20日・21日の両日行いました。

8/20小松加賀環境衛生センター

目の前に越前海岸をのぞむ小松加賀環境衛生センターは一日約200キロリットルのし尿と浄化槽汚泥を処理する施設です。標準脱窒素処理設備をはじめ加圧浮上処理設備、オゾン脱色処理設備急速ろ過処理設備などを備えた高度処理施設です。入り口には処理ケーキでつくられた肥料も積み上げられていますが全く匂いません。ここでは平成14年よりEMを試験的に導入しています。場内や脱水ケーキ・肥料の臭気がなくなる、汚泥発生の減少、処理状況が良くなり汚泥と処理水の分離がよくなったためオゾン処理を中止したりブロアー風量を減少させることができ電気使用量が一割以上減少するなどの結果を得ています。今後もEMの使用方法や処理方法を工夫することで、さらに処理コスト削減をしたいということです。
ブロアー配管の温度を利用したEM活性装置(後方)と使用しているEM資材(前方) 以前はにおいがして不評だったが今はにおいがしなくなって利用されている堆肥「すくすく」 一袋10kg100円です






















8/21資源エコロジーリサイクル事業協同組合

資源エコロジーリサイクル事業協同組合北村事務局長に「産学官連携による食品リサイクル事業」をご案内いただきました。自然循環型社会づくりをめざす当協会にとって、具現化された地域活動を目の当たりにしました。
資源エコロジーリサイクル事業協同組合は一般廃棄物の収集運搬事業者4社で組織された組合です。平成13年の食品リサイクル法の制定をきっかけに加賀市内の公立学校給食や旅館、スーパーマーケット、一般家庭の生ごみや剪定枝のリサイクルシステムを構築し、自然と共生するまちづくりで加賀市を活性化させています。国のバイオマス利活用フロンティア推進事業の補助事業として北陸農政局長賞なども受賞しています。年間約900tを処理しています。
北村事務局長には、コーディネーターとしての自負を感じました。生ごみを「排出する」「運ぶ」「処理する」「農業利用する」そして「農産物の販売」「農産物の購入」と誰もが描ける構図です。しかしすべてを経済性をともなって循環させることは大変難しいことです。それぞれの場での技術・調査・研究・実践が伴わなくてはいけません。まちづくりにとってそれは活性化の基本でもあります。「産学官連携による食品リサイクル事業」の推進団体は、加賀市・石川県(農業研究総合センター・農林総合事務所・林業試験場・消費流通課・農畜産課)・国立大学法人 北陸先端化学技術大学院大学・資源エコロジーリサイクル事業協同組合・かが市民環境会議・加賀市女性会議・加賀市各種団体女性連絡協議会、社会福祉法人 幸徳園・ふるさとフーズ なっぱ会(農業者団体)・総合商社水島物産(有)となっています。北村さんは、この事業の効果として、@廃棄物は先端技術を用いて、エネルギー化・堆肥化することで、再び利用可能な資源として活用することができる。A廃棄物を資源化することで、加賀市の「水」が改善され、柴山潟の環境改善、水資源の修復が促進される。さらに、この「水」と堆肥を用いて作られた農作物は、新たなブランドとして、地域の農業に活力を与える。B再資源化産業と加賀市の有する温泉郷が連携することで、加賀市特有の観光産業を展開できる。C民活による運営が主体となることから、コスト、持続性、経済性などに優位性を持ったリサイクルシステムの構築が可能となる。Dバイオマスタウン事業により、加賀市内の廃棄物の再資源化産業が誕生し、地域に新たな雇用と活力が生まれる。E加賀市が廃棄物を再資源化する循環型社会システムを整備・構築することで、持続可能な循環型社会のモデルとなる。と述べました。また「勝手口をみるとその事業体の精神がよくみえますねぇ」とも。
宿泊したこの事業に賛同している瑠璃光ホテルの加賀野菜はとっても美味でした。
メーカーと独自開発した車載型処理装置。食品残渣の回収しながらEM活性液をかけて一次処理をします。今回は、所有されている2台は作業中でお目にかかれませんでした。この装置の特徴は処理機、処理場、保管庫などの大規模な処理施設が不要なこと、選別収集ができるので異物の混入がさけられること、動物系、植物系など移動中に配合加工するので処理が迅速で、堆肥も均質なものにできることです。 今年から加賀市から業務委託をされるようになった家庭系生ごみ。現在1300所帯、回収は週に1回 月間約5tをリサイクルしています。目標は全所帯の10% 2700所帯。年間の説明会は140回に上ります。
事業に参加しているなっぱ会の農家の圃場で2次発酵にかけられますので堆肥場はありません。メッシュの容器(約450kg入り)に入れたままで夏季約45日、冬季で60日で熟成されます。 メッシュの容器の拡大
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